こんにちは！宇都宮市のカーコーティング、カーフィルム専門店のアペックスです。
本日は、ヘッドライトリフレッシュに関する施工事例をご紹介させていただきます。
まずはじめに、あまり知られてはいないお話ではございますが、お車の車検の際、ヘッドライトの光量や配光(光軸)が検査されておりますが、近年、その基準が段階的に厳しくなりつつあり、ヘッドライトの経年劣化による光量不足などの理由から、車検に合格できなかった！等のお話も耳にするようになってまいりました。
理由としては、以前はヘッドライトレンズはガラス製のものがほとんどで、経年劣化による光量変化はあまり見受けられませんでしたが、近年、ヘッドライトのレンズは樹脂製になり、ガラスと比較して形状の自由度が向上した半面、経年による劣化が顕著に表れるというデメリットがあり、劣化したレンズの状態で夜間走行すると光量も落ち安全性にも影響を及ぼすことから検査基準が見直され始めたようです。
こうした状況を踏まえますと、私達が行っているヘッドライトリフレッシュは、単に見た目の改善だけにとどまらず、法規適合にも効果的な施工メニューと言えます。
さて、本日ご紹介させていただきますのは、最近、ご入庫頂く機会が多い日産フェアレディＺ(Ｚ３４型)。
ヘッドライトの状態も気になりますが、Ｚ３４型のフェアレディＺのヘッドライトはその形状も独特で、デザインが複雑な分、施工に大変苦労するお車で、おそらく同様のヘッドライトリフレッシュを施工されているお店でも、ちょっと敬遠しがちなお車かと思います。
状態の方を確認しますと、黄ばみや曇りが目立つようで、よく目を凝らしで確認しますとキラキラと細かなクラック(ヒビ)も確認できました。
今回、ヘッドライト研磨リフレッシュに加えまして、最後にペイントプロテクションフィルムを施工するご用命を頂きました。
施工の流れと致しましては、始めにレンズ表層のダメージ部分をしっかりと除去するために粗目のサンドペーパー(紙やすり)でしっかりとダメージを磨き落としていきます。
ダメージの除去が確認できましたら、ダメージ除去で真っ白に曇ってしまったレンズをクリアな透明感が戻るまでサンドペーパーの粗さを細かなものに変えながら、ひたすら磨き込んでいきます。
※ダメージ除去研磨中
この際にネックとなるのがＺ３４型特有のレンズ形状で、入り組んで機械では磨けない部が多く、こうした入り組んだ部分は全て手磨きで仕上げていくため、たいへん時間と労力がかかります。
しかし、妥協せず苦労を重ねた甲斐あり、驚くほど綺麗なレンズ状態を取り戻すことが出来ました。
※研磨＆コーティング完了
最後に、レンズの劣化進行をより強固に防止する紫外線カット効果のあるペイントプロテクションフィルムを施工し完成となりました。
※フィルム施工中
※施工完了
フィルム施工も形状故に分割での施工を行いましたが、分割ラインも綺麗に仕上がり違和感のない仕上がりになったかと思います。
見た目の変化もさることながら、これから先、車検不適合の心配もしばらくは無くなり、安心感も高いかと思います。
ヘッドライトは新品に交換してしまえば、こうしたお悩みは解決してしまいますが、既に新品が入手困難なお車や、交換費用にお困りの場合など、ヘッドライトをリフレッシュして乗り続けるという選択肢もございますので、今回の施工事例が皆様のご参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとう御座いましたm(__)m
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