カーコーティングを施工する上で、新車・中古車を問わず様々なボディ状態のクルマが
存在し、一台一台異なるので状態に応じた施工が必要になります。
例え新車であっても、工場から出荷された段階でも保管場所や取り扱われ方によっても
お手元に届くまでの間に、塗装面には様々なダメージが入ってしまっているのが現状です。

今回、新車をご購入されたので日頃のお手入れの軽減と綺麗な状態を維持されたいと、
カーコーティングのご依頼でお持ち込みいただきました。
人気車種でもあるため、グレードによっては納期が長引くことがある「CX-5」ですが、
いつの時代も新車の納車式は心がウキウキしてしまいます。

新車ではございますが、診断ガレージにて特殊照明を照射しボディの状態を確認させて
いただいたところ、所々に何点かダメージが見受けられました。

こちらは、工場出荷の際に塗装面を守るために貼り付けられていた保護フィルムを
剥がした際の糊の痕跡で、触るとベタベタします。

続いてバフ目という磨かれた痕跡ですが、塗装が仕上がった際に塗装面に異物等が
付着して硬化してしまい、そちらを除去するためにサンディングを行い平滑にする
ために塗装面を磨くために起きる現象となります。

最後に、納車後に気を遣っていたものの不意に付いてしまった擦りキズですが、
見た目よりそれほど深くはないためダメージは最低限に抑えられております。

新車とはいえ、この他にも考えられるのが長期在庫などによる侵食してしまったシミや
スケールの付着、極端に入ってしまった線キズなど様々なダメージが起こり得るのです。
今回は部分的なダメージでしたので、修正をする磨きを行いながら塗装面に付着した
油分や汚れなどをクリーニングする下地作りを行うことで、新車本来が持つ色味や艶感を
復元してコーティングの密着性を高めます。

美観だけではなく効果を最大限活かすように促し、コーティングは駐車環境や使用頻度、
お客様の好みなどを考慮し親水性「ハイドログラス」を施工させていただきました。

特別塗装色マシーングレープレミアムメタリックの粒子が際立ち、ボディラインの
輪郭が光の当たり具合で陰影が浮き彫りになり、ボディカラーの明暗がより一層深まり
煌びやかな輝きにエレガントさと精悍さが増す仕上がりなりました。
お客様も気になさっていたキズも綺麗になり、大変満足して喜んでいただきました。

新車だからといっても、綺麗とは限りませんし本当に新車のような状態もあります。
カーコーティングをする上では、塗装面を最適な状態にするための下地作りは
欠かせない必要な工程となります。
一台一台異なる塗装の状態を、長年培った技術と知識で見極め専門店だからこそできる
大切な愛車をおもてなしし最高に輝かせることができるのです。

最後にアペックスでしかできない「心」というスパイスを利かせて完成するのです。

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