アペックスブログ
シートクリーニング・シミ除去
ルームクリーニングこんにちは!
栃木県宇都宮市のカーコーティング・カーフィルム専門店のアペックスです。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回はシートクリーニングの施工をご紹介いたします。
中古車でご購入されたのですが、助手席に気になるシミが数か所あるということでご相談いただきました。
生地はサイド部分がレザーで真ん中がアルカンターラ(人工皮革)となります。
座面のアルカンターラの部分にシミが数か所と、レザーの部分にシールのノリのような白い付着物が見られました。
まずは、掃除機がけとエアブローをしてから、アルカンターラのシミ除去から始めます。
レザー用のクリーナーをシミの部分に吹きかけ、ブラッシングしてシミの成分を溶かして浮かび上がらせます。
それを白い濡れタオルと乾いたタオルで回収いたします。
白タオルを使うのは汚れがタオルに移ったかを確認しやすくするためです。
これを繰り返して、タオルが汚れなくなったら一度ドライヤーで乾かしてみてシミが消えたかを確認します。
シミが消えたら、座面のアルカンターラ全体を洗浄し、リンサーで汚れと洗剤成分を回収。
その後、乾燥します。
次に取り掛かるのが、レザー部分のノリ跡のような白い付着物の除去です。
レザー自体が、かなりひび割れていまして、デリケートな作業となります。
まずこの白い物がなんなのかもわかりませんので、一番弱いクリーナーから試していきます。
レザー自体が変色してしまうと元も子もなくなってしまうので、付けたらすぐ拭く動作で反応を見ていきます。
溶かしてとるのか?削りとるのか?を両方試しながら作業を行っていきました。
結果は、ピッチクリーナーに反応して柔らかくなり取ることができました。
写真で見てもわかるとおり、初めはシミの輪郭がハッキリでていたのが、繰り返しブラッシング作業を徐々に繰り返すことでシミが消えていき輪郭もぼやかすことができました。
しかし、注意しなければならないのは、深追いしすぎると色が抜けたり、毛が絡まったりして、素材を壊してしまうと逆に目立ってしまうので頃合いをみて、程よく目立たなくなったタイミングでやめるのがポイントです。
時間が経ってしまったシミは完全除去は難しいことを説明して納得していただきました。
シートなど気になるシミがございましたら一度ご相談くださいませ!