アペックスには、お客様が大切な愛車を綺麗にされたいとお越しになられ、大変有り難いことに様々な車種を施工させていただいております。
その中でも、ごく稀に貴重なお車が入庫いただく機会もございます。
我々、施工者もクルマが大好きなので純粋に間近に見れることが大変嬉しく胸の高鳴りが抑えきれない思いでいっぱいです。
今回、一度下地を整え綺麗にされたいとカーコーティングのご依頼でお持ち込みいただきました。
旧車好きでもあるオーナー様の愛車「フェアレディZ(S30型)」、某漫画でも有名な初代型でなかなか間近で見ることもなく貴重な体験をさせていただきました。
近年、ノスタルジックカーやネオクラシックカーなどが注目されており愛好家の方をはじめカスタマイズのシーンでも楽しまれている方が増加しているようです。
早速、診断ガレージにて特殊照明を照射の元でボディの状態を確認させていただいたところ、一度レストアされているようで綺麗に塗り直されておりました。
とは言え、ボディワーク時の磨きとカーディティーリングの磨きは目的が異なり、ボディ全体に磨かれた痕跡が見受けられました。
オーナー様もダメージを徹底的に除去し新車のように綺麗にされたいとのことでしたので、スーパーハードポリッシュコースにて進めさせていただきました。
特に旧車は厳重な取り扱いが必要で、部品が入手困難であったり使用するケミカル類によっては、変色やダメージを与えてしまう恐れもあるので注意深く手探りをしながらの施工を心がけております。
まずは、塗装に対してどのように磨いていけば綺麗に仕上げられるか状態を把握しながらマッチングを決めていきます。
それからパネル毎に塗装の状態を確認しながら、ダメージ部分の塗装表面を一枚剥ぐかのように粗磨きを行い、凸凹な塗装表面を平滑にしていきます。
続いて、粗磨きで入った磨かれた痕跡をバフやコンパウンド、ポリッシャーなどを変えながらソリッドブラックカラーというデリケートな塗装でもあるので、慎重かつ繊細に一面一面丁寧に磨き上げ塗装本来が持つ色味や艶感などを復元して仕上げていき、コーティングの密着性を高めていきます。
美観も大切ではございますが、長期的に大切な愛車を保護しなくてはいけませんので塗装面とコーティングを密着させるための下地作りはとても重要な行程なのです。
コーティングは駐車環境や使用頻度、お客様の好みなどを考慮しガレージ保管ということでしたので皮膜形成密度の高いスーパープレミアムグレード撥水性「匠ハイモースバリアグラス」を施工させていただきました。
また、ヒーティングブースにて完全乾燥させコーティングの性能と輝度をアップさせていきます。
ノスタルジックカーならではの独特な雰囲気と、混じり気のない深く黒々とした濡れ艶がソリッドブラックカラーを際立たせ、陰影とシャープさが強調されたボディラインは煌びやかな輝きと精悍さが増した仕上がりに、お客様も大変満足して喜んでいただきました。
今回のような希少なお車や旧車を施工するにあたって、細心の注意を払いながら神経を研ぎ澄まし、オーナー様の愛車に対する思いや綺麗にする拘りなどを汲み取り、仕上がりを見て笑顔で喜んでいる姿を思い浮かべながら心を込めてクルマと対話しながら向き合っております。
お問合せ
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