どんなに洗車が好きな人でも思わず洗車が億劫になってしまう季節。
その一つが梅雨の時期ではないでしょうか。
「洗車をしても汚れるし・・・」、「どうせ明日も雨だし・・・」、
晴れ間が長く続かない梅雨時期も洗車をこまめに行う方は、どちらかと言うと相当なキレイ好きかと思います。
では果たして、梅雨時期も欠かさずに洗車を行うべきなのか。はたまた洗車を行わなくても良いのか。
本日は梅雨時期の洗車についてお話をさせていただきます。
酸性雨大国・日本
“最近まで梅雨時期の雨は空気中の埃を含んでいないため、綺麗な雨水”と言われることもありました。
しかし、環境省で毎年行っている、『越境大気汚染・酸性雨長期モニタリング計画』に基づいた酸性雨に関する調査結果では、日本に降る雨の酸性化が年々進み、全国的に酸性雨の状態になっていることがわかっています。
出典:環境省
pH5.6以下の酸性化した雨のことを酸性雨と呼び、原因の一つには自動車の排気ガスも含まれています。
酸性雨が塗装にもたらす影響とは、みなさんはウォータースポットをご存知でしょうか。
ウォータースポットとは、塗装面の上についた水滴が虫眼鏡の要領で太陽の光を集め、塗装をクレーター常に凹ませてしまう現象です。
このウォータースポットは酸性雨が原因となることもあり、最悪の場合は再塗装が必要になるケースもあります。
梅雨時期の洗車方法とは
梅雨時期は雨が降っている時間も長く、汚れが固着しにくいため、汚れも落としやすく洗車がしやすい季節でもあります。
しかし、湿った路面から巻き上げた砂利やホコリが付着していることも多いため、洗浄の際には注意が必要です。
ステップ1,高圧洗浄機orシャワーを使用し、ボディに付着している砂利やホコリなどを洗い流す。
ボディに付着をしている汚れも高圧洗浄機やシャワーなどの使用がオススメです。
また、水圧だけで汚れを落とすことで、洗車時のボディに入ってしまう線キズを大幅に減らすこともできます。
ステップ2,モコモコ泡と洗車スポンジで洗車キズを大幅軽減。
水洗いも決して悪い洗車方法ではありません。
しかし、食器が水洗いよりも洗剤を使ったほうがキレイになるように、車もカーシャンプーを使用したほうがよりキレイになります。
では、どんなカーシャンプーがオススメなのか。
カー用品店でも多くのカーシャンプーが販売をされていますが、選ぶべきポイントの一つは泡立ちの良さ。シャンプーの泡には、汚れを包み込む効果、ボディの滑りを良くする効果があり、ボディの洗車キズを大幅に減らしてくれます。
また、洗車時には柔らかい洗車用スポンジを使用することで、よりキズが入りにくくなります。
ステップ3,仕上げは簡易コーティングで塗装面を保護。
ステップ2までの行程を行い、「あとは拭き上げをすれば洗車も終わり!」と思っていませんか??
最後に一手間を加えることで、車の艶感がググッと上がり、汚れもつきにくくなります。
それが誰でも行うことができる、簡易コーティング。
プロが行う本格的なコーティングとは異なり、長期的な持続効果はありませんが、いつでも・何回でも行えることが簡易コーティングの魅力でもあります。
大切な愛車へのご褒美として、簡易コーティングでツヤツヤにしてみてはいかがでしょうか。
今回は梅雨時期の洗車をテーマにお話をさせていただきましたが、季節により車の塗装面を取り巻く環境は大きく変わってきます。
春は花粉、夏は虫、秋は落ち着いて、冬は除雪剤などなど・・・
一見すると過酷な環境に感じてしまう日本ですが、正しい洗車方法・洗車の知識を知ることで、四季折々をキレイな車で楽しむことができます。
まずは洗車の回数が増える梅雨時期こそ、洗車時に使用するアイテムにこだわってみてはいかがでしょうか。
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